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  1. 神戸市議会 2014-07-04
    開催日:2014-07-04 平成26年総務財政委員会 本文


    取得元: 神戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-24
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   (午前10時0分開会) ◯委員長(橋本 健) ただいまから総務財政委員会を開会いたします。  本日は,常任委員長会議において確認されました,委員会運営方針の提示と所管局の事業概要の説明聴取のためお集まりいただいた次第であります。  なお,浜崎委員より通院のため欠席する旨の届け出がありましたので,御報告申し上げておきます。  最初に,委員各位の座席についてでありますが,正副委員長で相談の結果,お手元に配付いたしております定席表のとおりといたしましたので,御了承願います。  次に,本日の予定でありますが,委員会終了後,お手元にお配りしておりますとおり,実地視察を予定しております。予定といたしましては,午後1時10分に市役所を出発したいと考えておりますので,委員各位の御協力をよろしくお願いいたします。 2 ◯委員長(橋本 健) それでは,協議事項によりまして,まず委員会運営についてであります。  本件につきましては,6月24日の常任委員長会議において協議いたしました結果,お手元に配付いたしております運営方針が確認されましたので,これに基づいて委員会を運営してまいりたいと存じます。  なお,内容については昨年度とほぼ同一のものとなっておりますが,少し補足説明させていただきます。  まず,6項めのその他運営上の留意事項についての(6)の,「また」以下の記載については従来からも同趣旨の内容が記載されておりましたが,現在次に審査を受ける局には,前の局の審査が終わるまで,議事堂内の別室で待機してもらっておりますので,所管局の入れかえに際してはその待機場所から委員会室までの移動に一定の時間を要しますため,おおむね5分程度の短い休憩をとることが改めて確認されました。  つきましては,本日の委員会よりそのように取り扱いますので,御了承願います。  また,10項めに記載されておりますが,学識経験者等の活用については,今年度も引き続き行っていくことになりました。  補足説明は以上であります。  それでは,これより,順次各局の審査を行います。  委員各位におかれましては,企画調整局が入室するまで,この場においてしばらくお待ち願います。 (企画調整局) 3 ◯委員長(橋本 健) これより企画調整局関係の審査を行います。  それでは,事業概要について当局の説明を求めます。
    4 ◯川野企画調整局長 企画調整局長の川野でございます。 5 ◯委員長(橋本 健) 着席されたままで結構です。 6 ◯川野企画調整局長 それから,理事医療産業都市企業誘致推進担当の今西でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは,着席して説明させていただきます。  それでは,私のほうからまとめまして,平成26年度事業概要について,御説明申し上げます。  まずお手元にお配りしております資料の1ページをお開きください。  企画調整局では,総合基本計画などに基づき,市政の基本的施策の企画立案,新たな行政課題への対応,施策の総合的・計画的な執行を確保するための各局間の事業調整などを行うとともに,これからの神戸の発展を支えるプロジェクトについて取り組んでおります。  具体的な事業の内容につきましては,後ほど御説明させていただきます。  2ページをお開きください。  2ページから11ページにかけまして,5月1日現在の企画調整局の機構図及び分掌事務を掲げております。また,部局等またがる横断的なプロジェクト組織として,6ページには港都神戸グランドデザイン推進本部を,8ページ,9ページには医療産業都市推進本部事務局組織を,10ページ,11ページには神戸エンタープライズプロモーションビューローを記載しております。  なお,お手元にお配りしております追加資料のとおり,6月1日付の人事異動及び7月1日付の採用によりまして,機構図に一部変更がございますので,御参照をいただきたいと思います。  12ページをお開きください。  3.職員配置表でございますが,1本部2部1室1事業所の組織で,合計欄に掲げておりますように,平成26年5月1日現在で総数146名,7月1日現在では総数149名の体制となっております。  13ページをごらんください。  4.予算の概要につきまして御説明申し上げます。なお,1,000円単位以下は省略させていただきます。  平成26年度予算歳入の合計は,表の最下段に掲げておりますように,22億6,046万円,歳出の合計はその右側,92億5,689万円でございます。  次のページをお開きください。  14ページ,15ページには歳入予算の説明を,16ページ,17ページには歳出予算の説明を,さらに18ページには債務負担行為の説明をそれぞれ掲げておりますので,後ほど御参照ください。  続きまして,19ページをごらんください。  5.事務事業の概要につきまして,主なものを御説明申し上げます。  (1)協働と参画によるまちづくりの推進でございます。  ア.第5次神戸市基本計画の推進では,神戸2015ビジョンについて効果的な検証,評価を実施し,その着実な実現を図ってまいります。  イ.大学連携の推進では,神戸の特色を踏まえた市長と学長との懇談会を引き続き開催するなど,若い学生の活力や大学が有する多様な資源を地域活性化やまちづくりに生かすための事業を展開してまいります。  ウ.市民・職員協働プロジェクトチームの設置では,多様な視点からの検討や,職員の人材育成などを目的として,学識者や専門家などの外部人材や部外の職員を登用したプロジェクトチームを設置し,協働で課題解決に向けた取り組みを進めてまいります。  次に,(2)行政運営の適正化でございます。  ア.公民連携の推進では,市と事業者が対等なパートナーとして互いにメリットのある関係を築き,おのおのの強みを生かすことのできる効果的・効率的な公民連携を進めてまいります。  次に,(3)デザイン都市神戸の推進でございます。  ア.デザイン都市神戸創造会議の開催では,まち・暮らし・物づくりの3つの基本的方針に基づき,デザイン都市神戸の推進に関して提言を行うデザイン都市神戸創造会議を新たに設置し,5月22日に第1回目の創造会議を開催いたしました。  イ.子供の想像力を育む取り組みの展開では,子供を対象に2つの想像力や生きる力を育むワークショップ等を開催するこどもSOZOプロジェクトを実施いたします。  20ページをお開きください。  ウ.クリエーティブネットワークの充実では,ユネスコ創造都市ネットワークや,クリエーター,市民などとのネットワークを充実させ,デザイン都市・神戸の取り組みを国内外に発信いたします。  エ.協働と参画によるデザイン都市・神戸の推進では,プラスデザインの視点で多様化する社会課題の解決や都市の魅力向上を図り成果を発信いたします。  オ.デザイン・クリエイティブセンター神戸の運営を行うほか,カ.KOBEデザインハブ事業では,同センターにおいて人材育成のためのゼミやワークショップ,セミナーを開催するほか,神戸の子供たちを対象とした「ちびっこうべ」などを実施いたします。  キ.アニメーション神戸等の開催では,クールジャパンの推進やコンテンツ産業の振興に寄与するため,アニメーション神戸の授賞式等を開催いたします。  次に,(4)神戸医療産業都市の推進でございます。  ア.再生医療の実現に向けた施設・環境整備の調査検討では,国家戦略特区に指定された神戸医療産業都市において,世界初のiPS細胞による臨床研究が進む中,細胞培養などのラボ機能と臨床機能をあわせ持つ(仮称)神戸アイセンターの整備に向け,特例病床の活用などを含めた必要な調査・検討を行うほか,PMDA薬事戦略相談連携センターとの連携のもとに,再生医療の実用化支援に取り組んでまいります。  イ.神戸発の医療機器の事業化促進では,医療機器の開発・実用化を支援する医療機器等事業化促進プラットフォームを中心に開発から事業化を一貫してサポートいたします。  ウ.創薬を推進する新たな体制・環境の整備では,スーパーコンピューター「京」によるシミュレーション創薬やiPS細胞を用いた創薬,次世代抗体医薬品など,クラスター内の研究開発機能を結集・連携させたプログラムの提案により,国内外の大手製薬企業の誘致を図るとともに,エクサスケール・スパコンの開発や創薬の研究開発拠点となる施設を整備いたします。  エ.健康長寿社会に向けた先制医療基盤の構築では,先制医療による健康長寿社会の実現に向け,ライフコースデーターの解析研究やコホート研究を実施いたします。  オ.神戸医療産業都市の戦略的広報の展開では,国内外に向けて戦略的な広報を展開し,認知度の向上に努めるとともに,第29回日本医学会総会の神戸での公開展示では,神戸医療産業都市のPR出展を行い,幅広い層への周知を図ってまいります。  カ.スーパーコンピューターを中心とする計算科学研究基盤の強化では,スーパーコンピューター「京」の産業利用を見据えた普及啓発,計算科学分野の人材育成を促進するため,セミナーの開催や技術支援などを行ってまいります。  さらに,キ.メディカルクラスター形成促進では,中央市民病院の周辺に立地する高度専門医療分野に特化した医療機関などの開設・運営を支援するほか,ク.WHO神戸センター運営支援を行ってまいります。  神戸医療産業クラスターに立地する主な施設の概要については,21ページ中段から,ページをおめくりいただきまして22ページ,23ページ,24ページに掲げておりますので,後ほど御参照ください。  25ページをごらんください。  (5)企業誘致の推進でございますが,ア.企業誘致の推進では都市間競争が厳しさを増す中,政府の日本再考戦略に歩調を合わせて新たな活力を生む成長産業等の集積を推進し,将来の安定成長の産業基盤づくりを進めるため,平成26年度は庁内推進体制を強化するとともに,誘致インセンティブを拡充いたします。具体的には1)神戸エンタープライズゾーン条例による不均一課税を拡充するとともに,2)雇用創出型製造業集積促進補助制度を新設します。  26ページをお開きください。  イ.神戸医療産業都市への企業誘致の推進では,神戸医療産業都市に国内外の医療関連企業の誘致を積極的に進めるとともに,産学官の連携やビジネス支援を行うことにより,進出企業の定着と成長を促進いたします。  ウ.スーパーコンピューター「京」・「FOCUS」を活用した企業集積の推進では,スーパーコンピューター「京」・「FOCUS」をPRし,スパコン関連企業の集積と市内企業の活性化を目指すため,1)海外展示会への出店や,2)スパコン産業利用入門テクニカルスクールの開催に取り組みます。  エ.外国・外資系企業の集積では,海外からの投資を呼び込むための取り組みとして,1)外国外資系企業オフィス賃料補助制度を拡充するとともに,27ページに移りまして,2)海外トップセミナーでは,海外において神戸の投資環境や居住環境等をアピールし,外国・外資系企業の神戸への進出意欲を喚起いたします。  さらに,オ.都心地域への立地促進では,都心地域への未利用地等の高度利用を促進し,都心地域への業務施設などの集積を図ってまいります。  (6)都市の活性化でございます。  ア.港都神戸グランドデザインの推進では,都心部のまちづくり団体や臨海部の事業者,関係官庁などから成る港都神戸グランドデザイン協議会において,引き続き情報発信や意見交換などを行ってまいります。  新港突堤西地区において,将来の開発事業に対応できるよう道路計画等について検討を行うほか,JR貨物神戸港駅跡地に自転車歩行者道と公園を一体とした緑道を整備いたします。  イ.市街地西部地域の活性化の推進ですが,1)市街地西部活性化事業提案募集の実施とプロジェクトチームの設置では,現在市街地西部地域のさらなる活性化に向け,民間事業者からの事業提案を募集中でございます。また,市民・職員協働プロジェクトチームを設置し,実現可能性調査や事業実施に向けた準備に対する助成などの支援を行ってまいります。  また,2)兵庫運河周辺地域活性化の推進として,引き続き兵庫運河を核とした地域づくりの実現に取り組むとともに,イオンモールの進出に合わせて兵庫運河水面利活用に関するマーケティング調査や,施設整備の概略検討を行います。3)地域の魅力を生かした活性化推進事業として,アニメーションに関連した地域活性化イベントである神戸ぽっぷカルチャーフェスティバルの開催など,地域の魅力を生かした活性化事業を検討,推進いたします。  ウ.特区制度及び地域再生等の推進では,所管局に対し制度の周知を図り,効果的な活用を促すため,情報提供を行うとともに,新たな提案及び認定申請の支援を行ってまいります。  続きまして,(7)情報化の推進でございます。  ア.こうべICT行動計画2015の推進では,情報化統括責任者であるCIOのもと,ICTを利活用した安全・安心で快適・豊かな市民生活,活力のある神戸経済,行財政改革を推進する電子市役所を目指し,PDCAサイクルによる進行管理や地元ICT企業との連携も行いながら,計画を推進いたします。  イ.電子市役所の推進では,ICTを生かした豊かで快適な市民生活の実現に向け,1)申請・申告・届け出の受け付けの電子化,2)庁内情報システムの整備,3)情報セキュリティー対策の実施を行ってまいります。  ウ.社会保障・税番号制度への対応などICTの活用では,社会保障・税番号制度への対応や防災・教育などさまざまな行政分野においてICTへの活用を進め,市民サービスのさらなる向上や行政事務の効率化を図ってまいります。  次に,(8)特別自治市の推進に向けた活動でございますが,新たな大都市制度である特別自治市の推進に向け,神戸市が目指すべき大都市のあり方を研究するとともに,指定都市市長会と連携し,国等関係諸機関に対する要望・提案活動などを行ってまいります。  (9)広域行政・広域連携の推進でございます。  ア.指定都市との連携では,指定都市市長会において大都市行財政制度等共同調査研究を行うとともに,国等関係諸機関に対して要望・提案活動を行ってまいります。  イ.関西圏における広域連携では,関西広域連合における取り組みなどを通じて,関西の府県及び政令市間の連携を強化し,関西全体の発展を図ってまいります。  また,ウ.近隣市町との協調や,30ページをお開きいただきまして,エ.兵庫県との協調を引き続き進めてまいります。  オ.市長会では,兵庫県市長会,近畿市長会,全国市長会において国・県等に対し要望活動等を行うとともに,カ.大都市企画主管者会議では大都市に共通する都市問題等について,指定都市間で情報交換等を行ってまいります。  次に,(10)事務事業等の調整でございます。  ア.事務事業の総合調整及び調整会議を実施するほか,イ.外郭団体相互間の事業調整では,効果的な事業執行が図れるよう,団体相互間の事業調整を行ってまいります。また,今後市と外郭団体の関係の見直しや,さらなる活用検討をするため,引き続き神戸市外郭団体監理に関する検討委員会を開催し,専門的知識を有する委員から意見を聴取いたします。  31ページに参りまして,(11)統計でございますが,ア.統計調査では,各種法令による統計調査等を実施してまいります。主要な統計調査の実施年度を表にまとめておりますので,後ほど御参照ください。  イ.統計解析及び,ウ.統計資料整備では,各種統計資料の収集・解析を行うとともに,神戸市統計書などを発行してまいります。  最後に(12)その他主な事務事業でございます。  ア.阪神・淡路大震災復興基金では,兵庫県とともに阪神・淡路大震災復興基金を通じて実施してきた復興対策について,高齢者の自立支援,まちのにぎわいづくり,伝える・備えるの3つの分野で被災地の課題解決に向けた取り組みを実施いたします。  イ.東京オリンピックパラリンピック対策調査では,東京オリンピックパラリンピックの経済効果を神戸に誘引するとともに,神戸を世界に発信するため,教育委員会等と連携し,全市を挙げた取り組みのための調査検討を行ってまいります。  ウ.震災資料の整理・保存では,震災資料を保存し,震災復興都市としての情報発信に活用するための整理を進めるほか,エ.歴史的資料の収集・保存等を文書館で行うとともに,新修神戸市史生活文化編の編集を行ってまいります。  オ.東京事務所では,国の各省庁や関係国会議員などへの各種情報提供や情報収集を行うとともに,メディア関係者在京外国機関などのさまざまなチャンネルを通じて,神戸の魅力などを積極的にプロモーションしてまいります。  以上で平成26年度の事業概要につきまして御説明申し上げました。何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 7 ◯委員長(橋本 健) ありがとうございました。  当局の説明は終わりました。  これより質疑を行います。  事業概要の説明も含めて企画調整局の所管事項について御質疑はございませんか。 8 ◯委員(林 英夫) どうも多岐にわたって簡明な御説明ありがとうございます。  私のほうからは,20ページの神戸医療産業都市の推進ということに関連しまして,先日も理研のCDBの解体論について,本市の取り組みということをお伺いいたしました。その後ちょっとショッキングだったんですけど,高橋先生から理研そのものの倫理面に関していろいろと発信がございました。特にアイセンターとの関連もあろうかと思いますけども,その後の本市の取り組みについてお伺いをしておきたいと思います。 9 ◯今西理事 理研のCDBの解体のお話もございまして,私どもとしてはCDBの機能の維持,存続をお願いしたいということもございまして,先日も市長とともに国のほうに文科省を初めとした国会議員の先生方にも理解を得るための御説明にも回らせていただいたという状況でございます。  高橋先生のお話もありましたけれども,少しツイッターの短い文章でのつぶやきということでございましたので,先生の真意がはっきり伝わっていないということで,先生もあの日の晩に再度きちっとしたコメントを出されて,臨床研究については続けていくんだということも言われてございますし,ちょうどつぶやきをされるその前日にも,アイセンターに関しては我々とワーキングを一緒になって打ち合わせもさせていただいているという状況でございますので,アイセンターについては順調に基本的に進めていくということの先生の意思には変わりはないという形でございますし,臨床研究についても引き続き,続けていきたいという気持ちをお持ちだというふうに思ってございます。  ただ,少し周りの環境が騒がしいという状況について御心配をされているという,そういう状況でございます。 10 ◯委員(林 英夫) 先日言いましたように,ちょっとマイナスのイメージが出ておりますので,国家戦略でございますので,もし必要があれば市長名でも,やはり改めてまた文書で申し入れていただきたいということを要望しておきたいと思います。  それから,医療産業都市に関連しまして,私,議員にならせていただいてからずっと,あれは大麻局長の時代だったと思うんですけども,もちろん先端医療というのも重要ですけども,やはり市民の全般的な健康の維持であったりとか,あるいはスポーツによる体力の向上というのは非常に大切ではなかろうかということをお話ししてまいりました。  そういう点でいいますと,今回もアスリートタウン構想というのはこの中に入っておりませんで,すっかりと影を潜めているなという感じがするんですが,局長といたしまして,この前のアスリートタウンについての本市の取り組みについての一定の評価と,それから今後──スポーツ都市ということを私は常に言っているんですけども,そういった面でどういったふうな発展の仕方ができるんだろうかということをお考えかということをお伺いしておきたいと思います。 11 ◯今西理事 先生おっしゃるように,市民の健康の維持っていうのは大変大事でございまして,私ども,医療産業都市では健康を楽しむまちづくりというようなことの事業を実施してございまして,ただ,医療産業だけでやっておりますと市民に対する広がりがないということもございまして,今,私も保健福祉局長をやってございましたけれども,そういったものを引き継ぐ形で,例えば保健福祉局で歩KINGをやって,いろんな方々に歩いていただこうというような取り組みをやりましたし,やはり企業でいろいろ健康に対する,医療産業関係ということで,健康飲料みたいなものをつくっているネスレと提携をして,介護予防の活動を広めていこうということで,私も保健福祉のときにそういう協定を結ばせていただいた形になってございます。  医療産業でいろいろと,本当に高齢者の健康維持とか,それから本当に市民の健康維持をやるような企業さんがたくさんふえてきてございますので,そういったものをできるだけ多くの部署につないでいって,幅広い活動につなげていくということが,今後,大変大事なことだと思ってございますので,そういった意味では各局とよく連携をとってやっていくことが大変重要だというふうに思ってございます。  企画で基本的にはそういう取っかかりをつくって,それを各局に広げていくと,そういう取り組みが今後とも必要だというふうに思ってございます。 12 ◯委員(林 英夫) おっしゃるとおり,そこの連携がうまくいけてないというのか,やはりポイントポイント──ピンポイントの政策が多過ぎて,いわゆるどういうふうな都市を目指していくのかと,特に健康維持であったりとかスポーツを中心にした体力向上という点で,これは教育委員会に非常に大きな比重があるんですけども,今度は先ほど局長からも報告がありましたように,スポーツ局長ということを新設されまして,2020年の東京オリンピックパラリンピックが一つの目標になったわけなんですよね。本市としましては,これまでの蓄積を生かしながら,そちらに向けてもっと市民的に広がるような政策というものが大切だろうと思うんです。  そういった点では,どうも市民からも見えてこないですし,私たちがお話を聞いていましても,非常にコンセプトとして把握しにくいという状況になりますので,私はアスリートタウン構想というのをもう1度きっちりとブラッシュアップしていく必要があるんじゃなかろうかというふうに思っております。その辺についてはいかがでしょうか。局長,いかがお考えでしょう。 13 ◯川野企画調整局長 アスリートタウン構想につきましては,そういう方向性を持って全市挙げて取り組もうということで,今,そういう意味では,先ほど理事からもお話がありましたが,各局においてその健康づくりであるとかスポーツ等振興ということで,いろんな施策が展開されているのかなというふうに思ってございます。  そういう意味では,ひとつまたオリンピックもございますので,それに向けてどういうふうに取り組んでいくかというのもひとつあろうかと思います。  ただ,この事業自身に具体的な施策は,今それぞれの局が実施しているという限りでございますので,少しはっきりしていないというところもあろうかと思いますので,やはりこの構想の考え方というのは再認識しながら,各局の事業の中でブラッシュアップというんですか──おっしゃるようなバージョンアップというのも工夫していく必要があろうかなと考えております。 14 ◯委員(林 英夫) おっしゃるとおりだと思うんですね。今各局にいろいろとそういう事業が点在している部分がありまして,特に教育委員会との連携を強めながら,来年度で結構ですからもう少しやっぱりきっちりとしたコンセプトをつくって,神戸は非常にスポーツが活発だし,本当に健康維持に頑張っているんだというふうなイメージをつくっていく必要があるでしょうし,例えば医療産業都市でしたらポーアイ2期というふうな感じですし,ファッション都市も40年で,ちょっと最近はポートアイランドも低迷していますけれども,拠点というのがやっぱり必要だと思うんですね。私も本当に最初のころ聞いたんですよ,拠点というのはつくらない,いや全市的にやっていくというふうな局長答弁がありましたんですけれども,それはあくまでその当時の局長の答弁でして,私はある種のやっぱり拠点が必要なんだろうというふうに思っておるんですね。  そういった点では,ちょっと我田引水ですけれども,東灘区の六甲アイランドなんかは──前の本会議でもちょっと出ましたけれども,1つのスポーツアイランドというふうなコンセプトもつくっていけるんじゃなかろうかというふうに思っていますので,もう少しトータライズしながら,アスリートタウン構想もやはりもっと発展させていく必要があるんだろうというふうに思っていますもんで,その辺を来年度に向けてで結構ですので,もう1度組み直しをしていただきたいなということを要望しておきたいと思います。  以上でございます。 15 ◯委員(川原田弘子) ちょっと重なる質問にもなるんですけど,23日に私たちのほうに市会議員宛として理研のほうの野依先生が来られて,要望した内容が出ているんですけれども,そのときに理研のほうの野依先生とかの見解はどういうことだったのかを具体的にお聞かせていただきたいのと,あと理研そのものではなくて,もう1つ上の国のほうに要望をしないといけないと思うんですけども,そちらに対しての動きとかをちょっと教えていただきたいと思います。
    16 ◯今西理事 先生おっしゃるように,6月23日に理研の野依理事長が市長のところにいらっしゃいました。そのときにお渡しした要望文は先生方にお配りをしたとおりでございますけれども,野依理事長のほうからは,まずは地元に対していろいろ理研の問題で御心配かけて申しわけないということの謝罪がございましたし,非常に改革委員会からの厳しい提言というものを受けたけれども,真摯に受けとめて,よりよい改革案というものを作成をしたいということのお話がございました。  CDBは基本的に基礎研究をやっているということになってございますけれども,やはり理研としては基礎研究だけをやっていくということだけでは,やはり世のために役に立つ成果というものを,やはりもっと目指さないといけないのかなということで,実用化に向けたものについても力を入れていきたいということ,それから発生再生の研究というのは,これは世界に誇れるものなので,今後とも理研としては力を入れていきたいというようなお話で,理研にとって神戸は非常に重要な位置なので,今後とも御支援をお願いしたいというような野依理事長からのお話があったということでございます。  もちろん先生おっしゃいますように,理研だけに対する要望ではなくて,文部科学省に対するお話も,私ども必要だというふうに思ってございまして,6月23日の前に国会議員の先生方に対する要望会をやった後にも,文部科学省のほうに市長も行っていただきまして──市長,副市長行っていただきまして,要望活動を行ってございますし,上京の折には先日も文部科学省のほうに行って幹部審議官と直接このCDBについても──維持存続についてのお話の要望もさせていただいたというような状況で,やはり状況としては厳しい状況であるということは変わりはないと思ってございますので,いろんな機会を捉まえて,今後とも要望をしていきたいというふうに思ってございます。 17 ◯委員長(橋本 健) 他にございませんか。 18 ◯委員(北山順一) 今,この事業概要を聞かせていただいておりましても,企画は神戸市政の全ての分野にわたってすばらしい発想のもとにこういう計画を立ててやっていこうとしていらっしゃるということで,高く評価をしていきたいと思っております。  実際,この企画の事業概要を読んでおったら,神戸の将来はどんな将来になるんだろうというぐらい,物すごい夢いっぱいの都市になります。このとおり進んでいってもらったらいいなと思っておるんですが,先ほどからお話がありますように,この理研の問題ね──理研の問題STAP論文が不正であるとかないとかいうことでいろいろ問題が出ておるんですが,それに付随してパソコンの発注が無計画で,本当にこんな発注の仕方でいいのかというような問題が出てきておったりして,ちょっとこういう高尚な事業概要とは比べ物にならないような問題が出てきておるんですけれども,この理化学研究所,先ほども出ていました発生再生研究所というところは,神戸市にとってはもう本当に大事な大事な宝物だとこういうふうに思っております。ここを一層発展させていってもらわなければならないと,こういうふうに思っておるんです。  そこでお伺いをしたいと思いますけれども,こういう理化学研究所は神戸にとってなくてはならないものである。そういう立場から考えていったら,神戸市としても相応の応援をしてきておる立場ですから,それなりのことをもっと目に見えるような形で物を言うべきだとこういうふうに思っておるんですが,ちょっと言わない過ぎるんじゃないかなとこういうふうに思っております。  そして,私がもう1点はG8サミットを神戸へ誘致してくれということを僕は言ってきました。G8サミットを誘致するについて,やっぱりテーマということが一番大きな問題になるだろうと思うんですが,そのテーマそのものがこの今言っておるこの理研あるいは京,あるいはこれからエクサというこういうものに象徴される医療産業都市ですね,これが一番大きなテーマになると思います。  それともう1つ大きなテーマになるのは,やっぱり医療とエネルギーですね,エネルギー。エネルギーと医療というのが一番大きなテーマに私はなるとこう思っておるんです。エネルギーと言えば,最近新聞なんかでも発表されております,トヨタ自動車が水素自動車を発売しますよという──あの水素エネルギーに関して神戸はこのエネルギーの立場からも日本で,あるいは世界で最先端を走るぐらいのことを考えてもらいたい。この事業概要の中には余りエネルギーのことは出てこないです。そこのところ,どういうふうに考えておるのかなとこういうふうに思っております。  ついでのことやから申し上げておきますけれども,この前回の委員会でも私はG8サミットについてかなり言っておりますけれども,その後,兵庫県と神戸市が一体にならないとこれできない問題だとこう思っていますが,兵庫県と神戸市は本当に一体となって行動できておるのかどうかということ。それから,国に対して国会議員に予算の説明,あるいは予算要望をやりに行ったときに,どんなような状況でこのことについて触れたのか触れなかったのか,このことについてもお伺いをしておきたいと思います。  いつも申し上げておるんですけれども,人生は70歳現役社会の時代ですよということを言ってきましたが,ちょっと言いかえて70歳代現役社会の時代だとこういうふうに私は思っております。  そこでここを見ておりますと,神戸医療産業都市の推進というところのエ.というところで,健康長寿社会に向けた先制医療基盤の構築と,先制医療という言葉,新しく出てきておりますが,これについても人生70歳代現役社会を実現していくために,この構築ですね,先制医療基盤の構築というのはどんな役割を果たすんでしょうかということをお伺いしておきたいと思います。 19 ◯川野企画調整局長 それでは,まず私のほうから,G8サミットについての御質問についてお答えさせていただきます。  2週間前の総務財政委員会でも先生のほうからいろいろ御指摘も受けまして,取り組んでおります。そのとき以来,私もこれぜひ何とかやりたいと思ってございまして,それについて,やはり全体的にこの神戸でやるんだという機運が──まだ高まりが低いなということをつくづく感じております。  そういう意味では,まず庁内的にもこれはみんなでやらないとできないことだと思ってございますので,まず庁内的にもそういう機運を高めていきたいというのが今1つ思ってございます。  それから,実は具体的にG8サミット,これまでどんな形で運営されてきたのか,どれぐらいの会議室がいる,ホテルが要る,警備が要る,あるいはどれぐらいの期間その方が滞在するのか。またそれに伴いまして,地元負担がどれぐらいあるのかと──こういったことをやはり精査していって,初めて県であれ国であれ,関係するところに対して協調の働きかけができると思ってございます。  そういう意味で,来週,早速にも,前回実施をいたしました北海道のほうにも職員を派遣しまして,本当に表に見えていないことまで聞いてまいりまして,どういう形でやっていったらいいのか,やれるのか──そのあたりも見きわめた上で,さらに神戸だけでできることでもございませんので,そういう具体的なデータの整理を終えた上で,県なりとの協調を図っていきたいと──そんなような手順を考えてございます。  そういった状況でございますので,まだ国会議員の先生方への要望ということにつきましても,同じような状況でございますので,まずその整理を終えた上でのことということで考えておりますので,今のところ具体的な働きかけは,その部分については実施しておりません。 20 ◯今西理事 まず理研の関係のものでございますけれども,いろいろと問題とか,ガバナンスの問題があるということもあって,もっと意見を言うべきではというお話でございます。  もう理研は大半が国税で賄われているわけでございまして,こういった研究が本当に円滑に行えるためには,税金を投入するということを国民が理研に入れても大丈夫だということの信頼感を持っていただくことが極めて大切でございます。そのためには,まさに研究不正といったような再発を防止するとか,ガバナンスを強化するということが大変重要でございますので,この点についてはまずは理研に対しても,それから文部科学省に対しても,その理研のガバナンス強化ということがまず根っことして非常に大事だということは,市長のほうからも重ね重ね要望をさせていただいているところでございます。  私ども,理研に対しては,土地を無償でお貸しをするとか支援を行っているわけでございますので,今回の再編に当たっても,やはりきちっとした意見を申し上げるべきというふうに思ってございまして,そのときに──野依先生が来られたときにお話がありましたように,やはりそういう基礎研究というものは大事なので,維持充実をしていただきたい。さらに実用化に向けた取り組みを強化していただきたい。それと,医療産業都市のクラスターの中にある企業とか研究機関,大学との連携をより強化していただきたいということの意見を申し上げて,その中身になるように,できるだけ組織改編について留意をいただきたいというふうに申し上げているところでございます。この点については,文部科学省にも同様にお話をさせていただいてございます。  それから先制医療でございますけれども,先制医療──これは非常にこれからの医療にとって大切なものだというふうに思ってございまして,いわゆる科学的な根拠に基づきまして,疾患──病気が発症する前に治療的な介入を行いまして発症をおくらせたり,あるいは病気自身が発症しなくなったりするようにする予測の医学ということでございます。  例えば認知症ですとか,そういったものの発症というような初期の兆候を捉まえて,その発症する前にそういう予防的な介入を行うことによって,認知症といったようなものの発症がおくれたり発症しなくするというようなことでございます。  非常に──できるだけ健康な状態で一生を終えていただくということが,やはり大変大事な──これだけ寿命が長くなりますと大変大事なことでございますので,この先制医療の実現というのはそういう健康長寿社会を開く上でも非常に大事なものだというふうに思ってございます。  ただ,どの段階でどのようなマーカーとか,そういったもので一定の数値になればこの病気が発症するのかというようなことを予測するには,大変──胎児期から老年期に至ります生涯の健康とか医療の情報をライフコースデータとして蓄積をして,それを活用しながら予測をしていくということが非常に重要でございますので,我々としては,このライフコースデータを活用するための研究──コホート研究といったようなものを支援して,そういった先制医療の早期実現につなげてまいりたいというふうに考えているところでございます。 21 ◯川野企画調整局長 済みません,少し答弁を漏らしておりました。水素エネルギーのことについてのお尋ねがございました。  水素エネルギーの活用策につきましては,市役所の中では今は環境局が主になってやっておるところでございますが,庁内的にはまずは水素エネルギーの自動車ですね,そういう意味ではFCVの導入促進協議会というものも庁内的に立ち上がってございまして,そういう検討に入ったと。またあわせまして,それの水素を供給するステーションですね──ガソリンスタンドのようなものですけど,そういったものの適地がないかといったような募集も庁内的に始まっておるところが状況でございます。  また,民間でも──これこそすぐれた技術をお持ちなのは民間の企業でございますので,環境局におきましても,民間の会社とそういう研究も始めたと。特に先般の関西電力の株主総会で市長の質問に対しまして関西電力の社長のほうから,水素エネルギーについても神戸市と一緒になって議論,検討もしていきたいという御発言もいただいておりまして,やはり今後,水素エネルギーというのは1つの大きなテーマとして考えられていく要素であるというふうには考えております。  以上でございます。 22 ◯委員(北山順一) 最後にそういう水素エネルギーのことが答弁──ちゃんとした答弁をいただけたんですけれども,水素エネルギーは今後もエネルギーの大革命になると思います。そういうことから言ったら,水素エネルギーを研究しておる企業,神戸に誘致すると。水素エネルギーの研究しておる企業を神戸に誘致するという1つの大きなテーマを掲げてもらいたいとこう思うんです。僕はするべきだとこう思っています。そのためには,あれ700万円や言うとった──トヨタが発売する自動車は。その日本の第1号──トヨタの第1号を神戸市長の車に使いよ,それは。神戸市がいかに水素エネルギーについて関心を持って取り組んでいくかという意思表示です,これは。  そういう意味で,これは水素エネルギーというエネルギーの問題はG8のこれは大きなテーマになるはずであります。それと,先ほど申し上げましたこの医療──これが本当に大きなテーマになるんで,そこでこの医療のことについて,ここに書いてあるとおり頑張ってもらったら間違いなくこのG8を呼び込める──神戸がG8を呼び込める1つの大きな素材であります。  そこでもう1つ申し上げておきたいんですが,これは私どもはこのことについて言い出したのは去年の10月だったと思うんですよ。10月からずっと言い続けてきて,ことしの3月に議会で決議までしておるでしょう。そのときに庁内的にはまだそういう機運が高まっておりません,低いんですというようなことを言うてもろたんでは,私もがっかりします。庁内的に機運は本当に高まっておるんですというようなことでやってもらわないと,低いんですなんて,そんなんしゃあしゃあと言われたらほんまかいな,嫌になってくるなと思います。  それと,だから知事と市長との連携はうまくいっておるのかというところを具体的に聞きたいと思います。知事と市長との間はそれでいこうということに決まっておるのかどうか。  北海道の洞爺湖について今から調査団を派遣しようと思っています,3月から今もう7月ですからね。もう既に洞爺湖についても研究してきました,その前のところについても研究してきましたというね,あれ沖縄,北海道とこうきたわけですからね。お金がかかるとかなんとか言うたって,実際に研究に行ってなかったら幾らかかって幾ら──どれだけ難しい問題が起こったのかということもまだわかっていない,把握していないとこういうことにつながるので,そこのところ,もっと頑張ってもらいたいと思うんですが,局長のお考え聞きたい。  それから,理研の問題については,もうこれこそ世界の医療産業をリードしていくべきものです。そこでこんなパソコンの発注はどうだこうだと次元の低い話が出てきたんでは困るんです。神戸市はきっちりとこのことについては物を言ってもらって,この神戸の医療産業都市が今申し上げましたように,G8を誘致するための大きな核になる,こういうふうに考えて取り組んでいただきたいんですが,この2点,御答弁願います。 23 ◯川野企画調整局長 G8の取り組みでございます。もちろんこれ開催するに当たりましては,神戸市だけでできないというのはわかっておりますので,兵庫県あるいは関西圏という広がりもあるのかもしれません。そういう中で,何とかこれを形として持って行く必要があろうと思ってございます。そのためには,やはり我々のほうからある程度基礎的なところを整理しまして,それでまずは県と話をしていくと,こういうふうな手順で考えたいと思ってございまして,今現在におきましては,市長,知事が直接このことについて議論をしたという状況にはなっておりません。  ただ今後,全力を挙げてそういう形で進めていきたいというふうに考えております。 24 ◯今西理事 先生おっしゃるように,理研は本当に再生医療の分野において世界をリードする存在ですし,また神戸にとっても必要不可欠なものでございますので,問題があるということになりますと,事業に支障がありますので,言うべきことはきっちり今後とも物を申し上げさせていただくという姿勢で臨みたいというふうに思ってございます。 25 ◯委員(北山順一) 川野局長さんに申し上げますが,やっぱりこういうことを神戸市だけでできないんですということは,誰もがみんなわかっております。誰もがわかっております。神戸市でここまできたんですから。その県に対してもやっぱり働きかけをしてもらいたい。それはここにいる議員のほうもそれぞれの政党を背負って出ておるわけですから,政党を通じて議会で──県の議会にも言うべきだと思います。  だけども,神戸市議会でこれだけ話が出て,これだけの決議が出た。これを受けて市長は知事にまず一緒にやってくださいと言っていくべきです。いまだに言ってないというのはちょっと信じられない。本当に信じられない。それはやっていただきたいとこう思います。  よろしゅうございますか,やってくれますか。市長,きょうでも市長に言って,知事に会って話をしてきてくださいということぐらい言うてよ。どうでしょうか。決意のほどを。 26 ◯川野企画調整局長 いずれそれは市長,知事でお話ししていただくことになろうかと思います。それに至るまでの整理をぜひ我々のほうできちっといたしまして,これ全力を挙げてやりたいと思いますので,よろしくお願いいたします。 27 ◯委員(赤田勝紀) デルモンテのフレッシュ・フルーツ株式会社が進出するという報道がありまいたけど,それに関連してお聞きします。  事業概要では,25ページに対応する話なんですけども,これは認定区分でいいますとどの事業に当たりますか。 28 ◯今西理事 先生がごらんになっているのは,25ページのどの事業に当たるかということだと思いますけれども,特定事業に当たるということでございます。 29 ◯委員(赤田勝紀) 特定事業というのは,表を見ますと固定資産税や都市計画税が5年間で10分の9軽減されるというふうに述べられていますけれども,これ税の軽減額が幾らになるかという試算は幾らでしょうか。 30 ◯今西理事 今,ちょっと手元には持ち合わせてございません。 31 ◯委員(赤田勝紀) これは以前に軽減額の試算をされたものの資料をいただきましたけども,特定事業ということは,例えば想定の土地分譲面積が──例えば5,000平米の場合だと,本来税額が4,900万に対して軽減額が3,600万円と,5年間と,こういう資料をいただいていますが,大体こんなような感じじゃないかなというふうに思うんですけど,その辺はちょっと大体漠とで結構ですけど,いかがでしょう。 32 ◯今西理事 それは1つのモデルケースとして申し上げたということだと思いますけれども,今回の私どもお聞きしておりますのは,投資額は5億円ということでございますので,それに税の計算をすれば少しちょっと範囲は違うかもしれませんけれども,ニアリーなものになるのかもしれません。 33 ◯委員(赤田勝紀) それだけの莫大なお金,税金で補助しているということになるんですけども,次,これ68人の従業員というふうに公開されていますけども,この従業員の構成,正規・非正規,ちょっとその辺どうでしょうか。 34 ◯今西理事 この事業所で雇用される方は31名ということを聞いてございます。正規・非正規については,今手元にはございません。 35 ◯委員(赤田勝紀) 私が持っているのはホームページをとった分で,それを見ると従業員68名になっているんですけど,それと31名との関係がよくわかりませんが。 36 ◯今西理事 それは多分,本社の人数のことを言われているんだと思いますけれども,こちらの事業所については31名というふうにお聞きをしております。 37 ◯委員(赤田勝紀) ちょっと事前にお聞きしたときに,パートの方が半分やというふうに聞いているんですね。つまりそれが事実だとすると,結局非正規じゃないかということで,これは予算の市会のときにも会派としてお聞きをしましたけども,雇用の効果が高いと見込んだはずにもかかわらず,もしそれが非正規を半分も受け入れているとするならば,これは当然市としては是正すべきですよね。それはどうでしょうか。 38 ◯今西理事 基本的には神戸市としてはできるだけ多く雇用の場をつくりたいというふうに思ってございまして,企業誘致にも力を非常に入れているということでございますけれども,正規・非正規の雇用形態にかかわらず1人でも多くの多様な雇用の場を確保するということが重要であるというふうに考えてございます。 39 ◯委員(赤田勝紀) 今,多くの国民,市民が求めているのは,やっぱり正規の雇用でしょう。それもしっかり安定した雇用──これですよね。非正規ばっかりで多くの方が苦しんでおられるわけであって,正規・非正規にかかわらずというのは,これは雇用拡大をするということには,これは本当に責任を果たしたことにならないのではないかというふうに思うんですけど,その辺どうでしょうか。 40 ◯今西理事 企業誘致によって多くの方々の働く場をつくると。それと新しい産業を入れることによって,神戸市内の経済を活性化するということは,非常に極めて重要なことだというふうに思ってございます。  もちろん雇用の方々の御希望もございましょうけれども,正規がふえることができれば望ましいということは私どもも思ってございますので,進出をされた企業に対しましてはできるだけ多くの正規の企業様を確保していただきたいということはお願いをしているところでございます。 41 ◯委員(赤田勝紀) まだほかに現在,申請している企業が12社あるというふうにも聞いているんですけれども,それについては雇用形態わかりますか。 42 ◯今西理事 先生が言われている12社っていうのがどの時点の数字かちょっと今確認ができませんけれども,今手元に正規・非正規といったような12社というのがちょっと分類がわかりませんので,正規・非正規の状況というのはちょっと今手元には持ってございません。 43 ◯委員(赤田勝紀) まず,大企業ですからね,これ。そこはやっぱり社会的な責任があり,今ブラック企業だとかブラックバイトが非常に多いと。不安定雇用が増大しているという状況の中で,本当この安定した職を求めるということ,そして地域の経済の活性化のために本当に寄与するということでは,行政,神戸市の役割というのは非常に大事ですし,まして先ほどお聞きしたときに明確な答弁がありませんでしたけども,この税金をたくさん投入して補助を行うということでしょう。私らが反対した条例ですけども,ここのところを本当に──については大きく矛盾を感じるところです。  以上です。 44 ◯委員(吉田謙治) 大分時間が経過しておりますので,ちょっと個々の問題もいろいろとありますんですが,全体的なことで,きょうは最初の委員会でありますので,確認というかお尋ねをしておきたいと思います。  どういうことかといいますと,先ほども林議員からアスリートタウン構想の話とか,それからファッション都市の話とか,いろいろと御指摘がございました。私も大変気になるのは,このアスリートタウン構想は笹山市長のときに,笹山市長が御提言をされたお話だったんじゃないかと思いますし,ファッション都市は宮崎市長さんのころのお話で,それぞれここまで歴史を刻んできてるわけでありますけれども,ちょっとここでお尋ねしたいのは,アスリートタウン構想の実態というのをたまたま私,神戸市のアーチェリー会長を仰せつかっていてですね,現場の人間として感じるのは,これだけちょっと具体的に申し上げますと,かつてアスリートタウンクラブというのがあって,関係者の方々中心でやっていたんだけども,ちょっといろいろトラブルがあって事実上この雲散霧消してしまった後,民間のほうで運営を受託をしているという状態にあると思うんですね。これ直接的には企画調整局のお仕事ではないんでありますけども,要は何が聞きたいかといいますと,これまで進めてきた構想とか事業とかを,さらにブラッシュアップしてと林議員がおっしゃっておられたんですけど,ブラッシュアップしてやるべきなのか,もう使命を終えたと考えるべきなのか,こういった事業の継続性ですね。継続性を誰がどこで考えるのか。これは行財政局──後ほどお越しになりますけど,行財政局が神戸市の事務事業の見直し,内部で事業評価をされたり外部で事業評価をされたりと,受けたりということをやっていらっしゃるわけでありますけれども,本来はこれは昔から神戸市のシンクタンクと呼ばれるこの企画調整局がその事業の必要性とか意義とかということを,恐らくといいますか考えていただくべきところなんじゃないかなと思うんですね。これは行財も考えているよと,費用対効果等々効率性は恐らく行財政局の主な役割ではないのかなと思うんだけれども,マスタープランを所管していらっしゃる企画調整局が,これまでやってきたことをさらに工夫をして投資をして進展させるべきだと,あるいはもう意義を終えたから終えさせるべきだということをお考えいただくところではないのかなと思うんですね。  これはさらに言うとICTのお話で,今度こういう電子政府のようなものを整備していくんですということで,既にCIO補佐官も,あるいは今回専門官ということですかね,資料にもございますけれども──それをやっていかれるのは大変結構なことで,マイナンバー制度の導入ということもありますので,ぜひやらなきゃいけないことですが,その前に今やっている仕事をそのままにやるのかどうか。  かつて事務事業の見直しで4,500あったものを3,000まで落としたと思うんですけれども,やっぱり今日の状況を見たときに3,000の事業のままなのか,あるいはお仕事のやり方ですね,これずっと言われていることですけども,考え直さなきゃいけないっていう,まさに実はICTを推進するときに見直しをしなきゃいけないという課題があると思うんです。まさにこの具体の個々の事業で継続なりあるいは力を入れてさらにというふうに取り組むべき課題と,終えんさせるべき課題ということを企画だけではというわけにはまいらんでしょうけれども,こういったことをどこで,恐らく現実には行財政局と連携をとりながら各お仕事をしていらっしゃる各原局とも連携をとってというお話しになるんだと思いますけれども,やっぱり旗振り役をマスタープランを所管していらっしゃる企画調整局のほうで,積極的かつよく市民の皆さんにも見えるように,検討をしているんだということを取り組むべきではないかなと──もう少しわかりやすくですね。  ファッション都市も何となくファッション都市神戸だと言い続けてきましたけれども,ファッションタウンはなかなかちょっと厳しい状況にあるということは細かくは言いませんけれども,じゃあそしたらファッションはもうどうでもええのかと,そういうわけにはいかないと思いますし,ファッションコンテストをやってきてそれなりの成果も上がってきているように思いますから,本来の神戸市,まさにらしさだと思うんですよね。よく神戸らしいということを幹部の皆さんはお使いになるんだけれども,ファッション都市なんていうのは神戸らしさの1つだと思いますけれど,こういうものをデザイン都市と絡めてどうやっていくのかとかですね,先ほどのアスリートタウン構想だって林委員から御指摘があった,医療産業都市構想とどうやってその関連づけるのかとかですね,ここのところの市民の皆さんにわかりやすく,その関連性とかあるいはどこに力を入れているのかということを,やっぱり神戸市の中ではなかんずく企画調整局が中心になって御発信をされないとですね,何のためにこれをやっているのか。  究極は市民の皆さんに喜んでいただくために職員の皆さんなり我々が頑張っているんだと思っておりますけれども,そういう使命なり役割というものをこの際,当然よくわかっていらっしゃることだと思うんですけれども,わかりやすく明確に発信すべきではないのかなと思いますけれども,きょう初回の委員会でございますので,その辺の御方針なり見解をお尋ねしておきたいと思います。 45 ◯川野企画調整局長 もう御案内のように,神戸市──これまでいろいろな委員からも例示としてファッション都市であるとかアスリートタウンとか,いろいろ出てまいりました。神戸市,そういう意味では政令指定都市ということで,本当に多様な行政ニーズの中で,それぞれがプランを持って進めていくというやり方は一定評価されるのかなと思ってございます。  ただ,実際にそのプランを打ち出して具体的な施策に結びついて定着してきて,もう要するにその看板がなくとも事業が進んでいっている状態になっているものもあろうかと思います。そういうものについて,そういう看板をおろすことも検討することも大事だろうと思いますし,一方でやはりそれぞれ掲げております理念がやはり将来にわたっても神戸市のまちづくりの中で柱となっていく考え方であるというものであれば,やはりそれは引き続き継続することによって,事業のブラッシュアップが図れるんだろうと,そういうふうに思っておりまして,そういう意味では統一的にじゃあ見直しましょう,残しましょうという議論でもなくて,やっぱりそれぞれがやはり必要なのかというのは,一旦考え直す必要があろうかなというふうには考えます。  どういう機会にそれをすべきかということになるわけでございます。平素もそういう目線で物事を見ていく必要があるというのは,これもう当然のことですけれども,ひとつある程度計画をまとめる時期というものあろうかと思いますので,今神戸市では2015ビジョンというのをひとつの年の目標値として定めておりますから,これが来年それが終わるわけでございまして,その次のプラン,これどういう形でつくっていくかということをこれからよく議論しないとだめで,その前提となる人口問題などについては今年度からスタートしたわけでございますが,そういう作業を通じる中で,やはり少しこれまで掲げてきたプランの是非についても議論を進めまして,次期プランの中で何を重点として取り組むのか,このプランについては一定の役目を果たしたので,あとは現実の事業を続けていくというような形でやっていくのか,これはまあまちづくりの方向として議論していく必要があろうかと思っております。  あわせまして,それを進める上で財政的な計画もあろうと思いますから,総合的に判断をしながら,次期プランの中でどういうふうに位置づけていくのか,そんな考え方で取り組みたいなというふうに考えております。 46 ◯委員(吉田謙治) これで終わりたいと思いますけれども,基本的にはやはり御方針をということでございましたので,今御答弁があったとおりだと思いますけれども,ただ大変きついことを言って申しわけないんですけど外郭団体の見直しですらきちっとできていなかったんではないかとおぼしき点が過去にもいろいろありました。これは企画調整局のお仕事なので,本当にその外郭団体の必要性とか,所管局は所管局としてあるんですね。しかしながら,やっぱりもう少し積極的にやるべき事業──やるべき事業というよりは,むしろさらにこれからもっと力を入れるべきだという部分もいっぱいあると思います。  先ほどのアスリートタウン構想は消えつつあるように思います。民間に任せたということになっていますけど,任せた側の指示はほとんどないので,まさにアスリートタウン構想にのっとっていろんなスポーツフェスティバルをやるときにどうするんだというのが何も具体の指示がないもんですから,これここで教育委員会の悪口を言ってもしようがないので余りこれ以上言いませんけれども,やっぱりそこのところは企画調整局のほうから連携をとるというお話でしたので,それで結構かと思いますけども,そういうところにやっぱり目配りをしていただかないとやっぱり行政の行政らしいところは本当は継続性のはずなんですよね。その継続性をいかにやっぱり実質的にいい方向に持って行くという意味での継続性ですけれども,どうやったらできるかということはこれ私が申し上げるより皆さんが一番多分お感じになっていると思うんですけど,なかなか難しいことですよね。担当変わると意欲がなくなったり,引き継ぎができていなくて忘れていたりとか,忘れてたら本当に問題なんですけどやっぱりなかなかその継続性を担保していくというのは非常に難しい課題やと思います。  したがって,やはり笹山さんが,宮崎さんがやってたからということではなくて,それは現代的な現時点での意味合いというのは当然ありますから,あるいはそれは役割を果たしたんだということもあると思うので,ここはやっぱり企画調整局がそのあたりで力を発揮していただくことによって,非常に神戸市の市政のめり張りがつくんではないかと。何とはなくずるずるやっているとかですね,いつの間にか消え去りましたとか──という消え去ることが悪いわけじゃないですよ,必ずしも。必要がなければやめればいいわけですから。そういう意味でのめり張りはやっぱりつけていただかないと,何か重たい雰囲気がするわけですよね。ファッション都市だ,ファッションタウンだと言っても,いろいろこれまで何とかしようと思ってお取り組みになったことは私もよく存じ上げているつもりですけれども。  そういう意味で今申し上げた大学連携もそうですけど,何かここで細かく言いませんけれども,本当に大学連携をして何を実現するのかということをやっぱり文章では書いてあるんですけど,公立の学校が入ってなかったりとかですね,いうのもちょっと困るなと思うので,そういった意味でも企画調整局がそれぞれ所管局はあるにしても,神戸の市民にとって,神戸の未来にとってやっぱり重要だと思われることは継続して,むしろ力を入れて推進をしていただくと。これはいいんじゃないかというのは,明確にやはり整理をしていっていただく。その中でICTだとかというのが出てくるんだと思いますので,ぜひそういうことで御尽力をいただきたいと思いますし,最後,御答弁があったのでいいと思っていましたけど,来年がその2015ビジョンのまさにその見直しのということになってきますので,私たちもそういうことを意識をして,これからも議論をしてまいりたいと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。 47 ◯委員長(橋本 健) 他にございませんか。 48 ◯委員(北山順一) 私,これどこへ言うたらええのかなということで,いつも悩んでおったんですけれども,最近この脱法ハーブというものを買って,それを吸って──吸うのか飲むのか知りませんが,それを買ったために,買って車を運転して事故を起こしたとか,買って何か変な気分になって人をあやめたというふうなことがいっぱい出てくるんですが,この脱法ハーブの問題でいつも私思うのは,脱法ハーブはどこで売っとってどこで買うたんだということはすぐわかるはずだし,そういうものを売っておるところは,初めからそれぞれの担当がきっちりと私は整理をしてですね,その店へ立入検査するなりいろんなことができるはずだとこう思うんです。難しい,難しい言われとっても,今あれだけ事件・事故がいっぱい起こっておるんですからね,これこの企画調整局でそんなこと言われても困ると言われるかもわかりませんが,これどの局に言うたら一番ええのかということも含めて,あなたのほうからでも言ってほしいんですが,少なくとも神戸市,兵庫県ではこんな事件を起こしませんよという体制はつくってほしいという願いがあるんですがいかがでしょうか。 49 ◯川野企画調整局長 脱法ハーブの件につきましては,市役所では保健福祉局の対応になろうかと思いますが,ちょっといろいろな機会に聞いておりますと,実際には取り締まりというのは県・警察,その取り締まるときに神戸市も同行されて,実際に立入調査もされておるようです。  我々としましては,国予算要望とか県予算要望で毎年この取り締まりの強化について要望もしてございまして,そういう意味では,ことし4月に施行された薬事法の改正でも所持の禁止であるとか,あるいは立入調査したときに怪しい物を持って帰れる,収去と言うらしいんですけど,そういうことも規定されるようになっています。そういう意味では少しずつ我々の要望も進んで改善されているのかなとは思いますが,ただいかんせん日々接するニュースの中で本当に脱法ハーブに起因された交通事故であるとかそういうのを耳にするたびに,これではだめだなという感触は持っております。  市としては,保健福祉局に取り組んでいただくことになろうかと思いますが,我々もそういう予算要望であるとかそういうチャンスというんですか,機会も使いまして,一緒になって取り組んでいきたいなというふうに考えております。 50 ◯委員(北山順一) 今,御答弁のあった方向でぜひ効果を上げていただきたい。そして,神戸市,兵庫県ではこの事件は絶対に起きませんというぐらいの思いが持てるように頑張っていただくことを期待しておきます。  以上です。 51 ◯委員長(橋本 健) 他にございませんか。  (なし) 52 ◯委員長(橋本 健) 他に御質疑がなければ企画調整局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局,どうも御苦労さまでした。  委員の皆様に申し上げます。  それでは,ここで次の会計室が入室するまでの間,休憩いたしたいと存じます。   (午前11時7分休憩)   (午前11時9分再開) (会計室) 53 ◯委員長(橋本 健) ただいまから総務財政委員会を再開いたします。  これより会計室関係の審査を行います。  それでは,事業概要について当局の説明を求めます。  会計室長,着席されたままで結構でございます。 54 ◯小島会計室長 おはようございます。それでは,座らせていただいて御説明させていただきます。  それでは,会計室の事業概要につきまして,お手元の資料により御説明申し上げます。  1ページをお開きください。
     まず1の事業概要でございます。会計室の所管事務は第1に一般会計,特別会計の現金有価証券の出納・保管及び決算の調製等の会計事務,第2に3企業会計,具体的には下水道事業・港湾事業・新都市整備事業の各会計の現金・有価証券の出納・保管の事務,第3に支出負担行為の確認事務,第4に会計事務の検査,第5に公共料金一括支払いの事務でございます。  また,公金の収納・支払いにつきましては,本市の指定金融機関である三井住友銀行が取り扱っております。  次に,2組織及び人員でございます。会計室は会計管理者の補助組織として会計管理者が兼務する会計室長のもとに,会計課長,担当係長2名を置き,管理・出納担当及び審査担当の体制で会計事務を処理しております。  次に,2ページをお開きください。  3予算につきまして,御説明いたします。  金額につきましては,1万円未満を省略して御説明いたします。  まず,歳入予算でございます。歳入合計額は一番下の欄にございますように,54億9,754万円でございます。その内訳といたしましては,まず第15款使用料及手数料,第2項手数料,第1目証紙収入といたしまして1億2,345万円を計上いたしております。これは建築確認,産業廃棄物処理業許可申請等の手数料でございます。  次に,第22款諸収入,第7項雑入,第1目預金利子としまして,歳計現金の預金利子6,000万円を計上いたしております。  次に,第5目償還金といたしまして,会計室分53億1,400万円を計上いたしております。これは会計室で公共料金を一括支払いした後に各局の予算から振替により受け取る収入でございます。  次に,3ページをごらんください。歳出予算でございます。  歳出合計額は一番下の欄にございますように,54億2,254万円を計上いたしております。これは,第2款総務費,第1項総務費,第2目総務管理費としまして,会計事務の管理執行に要する経費を計上いたしております。説明欄に記載しておりますように,公共料金一括支払いの処理費,公金受け入れ手数料等の経費を計上いたしております。  次に,4ページをお開きください。  平成25年4月1日から平成26年3月31日までの1年間の会計事務取扱件数を掲げております。金銭会計事務につきまして,公付金受け入れ件数が809万8,553件,支出命令審査件数が26万1,785件でございます。  以上で会計室の事業概要の説明を終わらせていただきます。何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 55 ◯委員長(橋本 健) 当局の説明は終わりました。  これより質疑を行います。  事業概要の説明も含めて,会計室の所管事項について御質疑はございませんか。  (なし) 56 ◯委員長(橋本 健) 御質疑がないようですので,会計室関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局,どうも御苦労さまでした。  委員の皆様に申し上げます,それではここで次の選挙管理委員会・人事委員会及び監査委員が入室するまでの間,休憩いたしたいと存じます。   (午前11時14分休憩)   (午前11時17分再開) (選挙管理委員会・人事委員会・監査委員) 57 ◯委員長(橋本 健) ただいまから総務財政委員会を再開いたします。  これより,選挙管理委員会・人事委員会及び監査委員関係の審査を行います。  それでは,事業概要について当局の説明を求めます。  井上選挙管理委員会事務局長,着席されたままで結構です。 58 ◯井上選挙管理委員会事務局長 それではお手元にお配りをいたしております事業概要によりまして,選挙管理委員会事務局,人事委員会事務局,監査事務局の平成26年度事業概要について,順次各局から御説明を申し上げます。  まず私から選挙管理委員会事務局の事業につきまして御説明を申し上げます。  1ページをお開き願います。  1ページには,組織図を掲げております。選挙管理委員会事務局はそこにございますように市と各区にあり,相互に連携をとりながら事務を執行いたしております。  2ページをお開き願います。  2ページ上段に職員配置表といたしまして,選挙管理委員会事務局の職員数を掲げております。職員数は14人でございます。  その下,3事業の概要でございますが,1各種選挙の管理執行では,法令の定めるところにより各種選挙を管理執行いたします。本年度は平成27年4月に予定執行の神戸市議会,兵庫県議会議員の選挙の準備を行う予定でございます。  また,選挙人名簿の調製,選挙に関する啓発等の事務を行っております。  3ページをごらんください。  4平成26年度予算でございます。平成26年度予算につきまして,金額につきましては1万円未満を省略して申し上げます。  まず歳入でございますが,第16款国庫支出金,第3項委託金12万円は,在外選挙人名簿の登録事務に関する委託金でございます。  次に,第17款県支出金,第2項補助金140万円は,明るい選挙推進のための常時啓発に対する補助金でございます。  次の第3項委託金6,011万円は,県会議員選挙の執行に対する委託金でございます。  以上,歳入合計は6,163万円となっております。  次に歳出予算でございますが,第2款総務費,第5項選挙費3億5,347万円は,委員の報酬,事務局職員の給料,永久選挙人名簿の調製,明るい選挙推進のための常時啓発事業,そして神戸市議会・兵庫県議会議員選挙の執行に要する経費等でございます。  以上で,選挙管理委員会事務局の事業概要の説明を終わらせていただきます。何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 59 ◯高須人事委員会事務局長 人事委員会の高須でございます。どうぞよろしくお願いします。座って失礼します。  それでは,人事委員会事務局の平成26年度事業概要について御説明申し上げます。  5ページをお開きください。  5ページには組織図を掲げております。本委員会事務局には調査課と任用課があり,調査課は事務局の庶務,委員会の議事,給与等勤務条件の報告及び勧告,措置要求の審議,不服申し立ての審査,労働基準監督機関の職権行使等を担当しております。  任用課は競争試験,職員の選考等を担当しております。  6ページをお開きください。  上段に職員配置表を掲げており,職員数の合計は17名となっております。  次に,事業の概要を記載しております。公平審査,職員の苦情処理,労働基準監督,給与の調査・報告及び勧告,職員の採用試験・選考,職員の昇任選考等の事務を行っております。  右の7ページには,平成26年度予算を掲げております。歳出予算といたしまして,第2款総務費,第6項人事委員会費で1億7,822万円を計上しており,その内訳は委員の報酬及び費用弁償,事務局職員の給料等,公平審査,労働基準監督,給与勧告,競争試験・選考等に要する経費でございます。  以上で人事委員会事務局の事業概要について御説明を終わらせていただきます。何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 60 ◯安廣監査事務局長 監査事務局,安廣でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは,監査事務局の平成26年度事業概要につきまして御説明を申し上げます。  9ページをお開き願います。  9ページには組織図を掲げてございます。監査事務局には第1課,第2課及び第3課がございまして,第1課と第2課は財務監査,行政監査,決算審査等を担当しております。第3課は主として工事監査を担当してございます。  10ページをお開き願います。  初めに職員配置表を掲げてございます。職員数の合計は24名となっております。  次に,事業の概要を記載してございます。監査決算審査及び基金運用状況審査,健全化判断比率等審査,出納検査,外部監査に係る事務を行ってございます。  続きまして,平成26年度予算について御説明申し上げます。11ページをごらん願います。  歳出予算でございますが,第2款総務費,第7項監査委員費は,2億8,528万円で,非常勤の委員の報酬及び費用弁償,常勤の委員及び事務局職員の給料等,監査,決算審査,出納検査,外部監査等に要する経費でございます。  以上で監査事務局の事業概要の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 61 ◯委員長(橋本 健) 当局の説明は終わりました。  これより質疑を行います。  事業概要の説明も含めて,選挙管理委員会・人事委員会及び監査委員の所管事項について御質疑はございませんか。 62 ◯委員(赤田勝紀) 選挙管理委員会にお尋ねしたいと思うんですけども,選挙はどんな選挙であっても有権者の方が投票所に足を運んで選挙権を行使できるように,そういった環境を整えることは非常に大事だというふうに思うんですね。実は障害者の方からも,私もいろいろ相談とか御意見をいただくんですけども,例えば身体に障害のある方が投票所に行かれるというときに,物理的な問題でいろいろやりにくさというか,そんなのもいろいろ御意見,苦情なんかもこれまでもあったかと思うんですけど,それに対する対応をどうされてきたのかとか,今後どうしようとしているかというお考えをお聞きしたいと思います。 63 ◯井上選挙管理委員会事務局長 今,委員御指摘のとおり,選挙というのは基本的には全ての有権者が投票に行ける環境を整えるということが基本でありますので,当然,選挙管理委員会事務局といたしましてもそういった対応を行ってきております。  特に障害者のそういう選挙環境の整備につきましては,特に投票所によるバリアフリーにつきまして対応を図っていくということと,あとは投票中による点字投票,あるいは音声での選挙公報といった面での整備が行われてきております。  神戸市といたしましては,特に投票中におけるバリアフリーにつきましては,特に区の選挙管理委員会と調整を図りながら,段差解消でありますとか,あるいはどうしても2階でしかできないところについては,エレベーターがあるようなところにするとか,あるいはそのエレベーターでないと上がれないところにはむしろ1階にできないかとか,もちろんその場所の面積の問題,あるいはいろいろと制約はございますけれども,そういった中で基本的にはバリアフリーをいかに実現していくかにつきましては,従来から取り組んできております。法律によりましても,さらにそういったバリアフリーを徹底するというような国等の指導もありますので,来年の県会,市会の選挙につきましても,地元各区の選挙管理委員会と調整をしながら,極力そういったバリアフリーが実現できるように努めてまいりたいと考えております。  以上です。 64 ◯委員(赤田勝紀) バリアフリーの対策,よろしくお願いしたいと思いますが。もう1つは車椅子の方だと,普通の健常者と違って車椅子の移動ですけども,例えば投票所の机ですね,段差もありますし,多分考慮されたようなそういう投票所もいろいろ設置されてきたと思うんですけども,ただいろんな方が投票所に足を運びますから,その辺の投票する1人1人の方の投票の秘密というかプライバシーがありますので,そこら辺を守るための取り組みとしては考え方をちょっとお聞きしたいと思いますが。 65 ◯井上選挙管理委員会事務局長 特に車椅子の方が──普通の健常な方はちょっと段が高い記載所がございますので,車椅子対応でもできるように少し低いそういう投票所──記載所を設けたりしておりますし,当然投票所には事務従事者もおりますので,事務従事者がそこに御案内をしてというふうなことで,もちろん物理的な面での整備と人的な面での御案内と両面で対応していきたいと思っています。 66 ◯委員(赤田勝紀) それはわかるんですけども,問題は要するに見えるん違うかと。私が言いたかったのは,投票の秘密というかプライバシーの問題ありますので,誰に投票しているんかが見えるんじゃないかというのを恐れて,それで投票に行くのをちゅうちょするという声も聞くんですね。そんなの聞かれているかどうかわかりませんけども,そこら辺の対応が必要やないかと思うんですけどいかがでしょう。 67 ◯井上選挙管理委員会事務局長 記載台といいますのは,委員御存じのように組み立て式になっておりますので,完全に周りが個室的になっているわけではございません。ただ,仕切り板は全て書く記載所を区切る仕切り板がございますので,基本的にはプライバシーは守られていると私は思っております。  ただ,先ほど申し上げた,あくまで仮設で組み立てておりますので,その高さの問題でありますとかについては,それが100%であるかということにつきまして,もう1度検証はいたしますけれども,基本的にはそういったプライバシーの確保を行った上での投票所環境になっているとは認識はしたいと思います。 68 ◯委員(赤田勝紀) 個々のケースになってくるのであれなんですけども,つまり見えるとか見える恐れがないかと神経が過敏になられる方が,それで投票権を行使しないのは,非常にこれはマイナスなので,だから今もう1度検証していきたいという御答弁ありましたけども,ちょっとそれしっかりとお願いしたいというふうに思っています。  以上です。 69 ◯委員長(橋本 健) 他にございませんか。 70 ◯委員(林 英夫) 人事委員会にお伺いをいたします。  従来から企業は人なりと言われているんですけども,最近はお役所も人なりというような時代になってきまして,久元市長のお考えもあって今回優秀な人材確保ということで特別枠というものを設けられました。メリットはよくわかるんですけど,その辺の難しさも含めて御報告をいただきたいと思います。 71 ◯高須人事委員会事務局長 御指摘のように,今回の大学卒を対象にした試験,6月22日に実施をいたしました。今回大きく2点見直してございます。  1つ目は,従来民間企業を志望される方にもできるだけたくさん公務員の試験を受けていただきたいということで,特別枠という従来の区分に加えまして新たに民間の企業と同じような試験という形でもった特別枠というのを新しく設けて実施をいたしました。それが1つ目でございます。  それともう1つ目は,今までやっていました従来の枠というのを特別枠という名前をつけましたので,一般枠という名前にしましたけれども,従来の枠の一般枠につきましても,教養試験においてこれも民間の志望される方にできるだけ受けていただきたいということで,今まで教養試験の中身をいわゆる暗記物といいますか,人文科学であるとかそういうものを廃しまして,いわゆる基礎的な能力を問うと──基礎的能力試験と,一般教養から基礎的能力試験という名前にしまして,読む力,数字を処理する力,あるいは新聞を読んで時事問題に関心を持っているかとか,このあたりを中心にして暗記物というのを廃しまして,できるだけ民間の志望の方にも,公務員志望の方と余り差がつかないような試験内容に改めたというのが2点目でございます。  幸いたくさん応募をいただきまして,一般枠,従来の区分による試験の区分は大体例年並みの応募の数をいただきまして,プラス先ほど申しました特別枠には全体で800名を超える応募をいただいて,大変喜んでございます。  これから1次試験が終わりまして,2次,3次と個別面接を中心にして選考を進めていきますけれども,要はできるだけ多様な方々に公務員になっていただきたい。それもたくさん応募いただいた数的な800名を超えるというのも喜んでおるんですけれど,従来事務系でいきますと,例えば法律,法学科とか経済とか経営とか,この方がかなりウエートを占めていたんですけど,今回特別枠の出身学部を見ますと,それの比率は大分減りまして,社会学部であるとか文学部とか,教育その他理系も含めまして,非常に多様な学部の方がチャレンジをしていただいている──大変喜んでおりまして,これからそういう趣旨にのっとりました選考ができるように鋭意努力してまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 72 ◯委員(林 英夫) 方向性としては非常にすばらしいことだと思いますし,人材をいかが,こう考えながら採用していくのかというのは非常に重要なポイントだと思うんですけども,私も大学生からいろいろと就職の質問を受けたりとか相談に乗ったりするんですけども,どうしてもエントリーシート書くのにも精いっぱいになっている連中が多いですし,プレゼン能力とかあるいはコミュニケーション能力といってもですね,やはり学生ですから制限かかりますし,なかなか難しい面がありますので,やっぱりそういったところの採用の工夫といいますか,さらに行政としても考えていただいて,民間は民間で苦労していると思うんですけども,やはりまた学力重視のところに戻りつつあるところもありますし,こういうのは循環していくんでしょうけども,そういった試みをしながら,やっぱり行政が開かれた形で学生にも関心を持ってもらうという意味では非常に大切だと思いますので,よろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 73 ◯委員長(橋本 健) 他にございませんか。  (なし) 74 ◯委員長(橋本 健) 他に御質疑がなければ選挙管理委員会・人事委員会及び監査委員関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局,どうも御苦労さまでございました。  委員の皆様に申し上げます。  それでは,ここで次の市長室及び行財政局が入室するまでの間,休憩いたしたいと存じます。 (市長室・行財政局) 75 ◯委員長(橋本 健) ただいまから,総務財政委員会を再開いたします。
     これより市長室及び行財政局関係の審査を行います。  それでは,事業概要について当局の説明を求めます。  市長室長,着席のままで結構です。 76 ◯長田市長室長 市長室長の長田でございます。委員の先生方におかれましては,御指導のほど何とぞよろしくお願い申し上げます。それでは座らせていただきます。  それでは,市長室の平成26年度の事業概要につきまして,御説明申し上げます。  お手元にお配りしております事業概要の1ページをお開きください。  1ページは市長室の組織図を掲げております。  秘書課では市長及び副市長の秘書等を担当しており,国際交流推進部では国際化の推進に関する調整調査等を担当しております。  2ページに参りまして,市長室の職員配置表を掲げております。  5月1日現在の職員数は合計28名でございます。なお神戸・上海経済港湾連絡事務所につきましては,昨年11月13日より業務を一時休止していたところでございますが,7月1日付で市課長級の職員を所長とし,事務所を移転した上で業務を再開いたしております。  次に,7ページをお開きください。  市長室の予算でございますが,平成26年度予算総括表の一番下の欄にございますように,歳入合計8,218万円,歳出合計4億6,673万1,000円となっております。  8ページから9ページには予算内訳を記載しておりますので,後ほどごらんください。  次に,13ページをお開きください。  事業の概要でございますが,秘書課では市長・副市長の秘書等に関する事務,篤志者に対する感謝状贈呈,叙勲・表彰等の事務を行っております。  次に14ページをお開きください。  国際交流推進部の事業の概要でございますが,ここには国際交流の推進に係る施策体系を掲げております。主な事業の内容につきまして御説明いたしますので,15ページをごらんください。  1神戸市国際化推進大綱の推進でございます。2015年度を目標年次とし,文化の多様性を認め,互いに尊重し合い,豊かで潤いのある市民生活が営まれる国際化先進都市を目指して,各施策を着実に推進してまいります。  16ページをお開きください。  2国際交流・協力活動の推進でございます。  (1)姉妹都市等提携・交流として,姉妹友好都市8都市と幅広い分野での交流を行うとともに,経済・文化など特定の分野別提携である親善協力都市2都市とも友好親善関係の維持強化を図り,相互に利益のある交流を推進してまいります。  本年度はラトビア,リガ市との姉妹都市提携40周年,ブラジル,リオ・デ・ジャネイロ市との姉妹都市提携45周年を記念し,交流事業を実施いたします。  また,国際戦略策定企画調査事業では,国際交流・シティーセールスのあり方などを総合的に検討し,中期的な海外展開の具体的方針となる国際戦略を策定するための調査を行います。  (2)外国賓客の接遇として,神戸を訪れる外国賓客の訪問を受け入れ,諸外国との交流を深めるとともに,神戸市のPRを図ります。  17ページをごらんください。  (3)外国公館・国際親善団体との交流として,在関西の総領事館を初めとする各種外国機関との交流や,国際親善団体に対する活動支援を行います。  (4)国際協力の推進として,神戸国際協力交流センターにおいて各関係機関と連携し,開発途上国の都市問題の調査・研究,研修及び技術協力事業等を行います。  18ページをお開きください。  市民の国際感覚・理解の高揚でございます。(1)国際理解の推進として,市民講座などを通じ国際理解を進めるとともに,(2)国際交流協力ボランティア活動の推進として,国際交流協力団体の主催する事業に対する活動支援等を行ってまいります。  19ページをごらんください。  4外国人が暮らしやすく活動しやすいまちづくりでございます。  (1)海外移住と文化の交流センターにつきまして,海外移住の歴史と意義を継承するとともに,在住外国人支援の拠点及び地域と連携した国際芸術交流の場として,多文化共生の推進と地域の活性化を図ってまいります。  (2)コミュニケーション・交流施設の運営として,神戸国際コミュニティセンター及び神戸アジア交流プラザを運営し,日本人市民と外国人市民の交流の場を設けるとともに,外国人市民への市政,生活情報の提供等を行います。  20ページをお開きください。  (3)外国人市民の生活問題への取り組みとして,神戸国際コミュニティセンターにおいて外国人市民の生活相談・専門相談,情報提供をワンストップサービスで行うとともに,外国人支援NPOや外国人コミュニティー等と連携し,日本語教室の開催支援や外国人生活支援事業,通訳システムの運営等を行います。  21ページをごらんください。  (4)国際関係施設の支援として,外国人学校に対する助成や,外国人クラブに対する支援を行うとともに,(5)留学生支援として,奨学金の支給,住宅の提供等を行います。  22ページをお開きください。  5海外事務所でございます。神戸市は姉妹都市のアメリカ・シアトル市,友好都市の中国・天津市,そして上海市の3都市に海外事務所を設置しており,姉妹・友好都市交流の推進や神戸市のシティーセールス,ポートセールス及び観光客誘致を初めとする神戸のPR,市内企業のビジネス機会の創出等に積極的に活用してまいります。  最後に,6公益財団法人神戸国際協力交流センターでございます。同センターと連携し,今後も引き続き国際協力や市民の国際交流,多文化共生などに関する事業を推進してまいります。  以上で市長室の平成26年度の事業概要についての御説明を終わらせていただきます。 77 ◯岸本行財政局長 行財政局長の岸本でございます。委員の先生方におかれましては,御指導のほど何とぞよろしくお願い申し上げます。それでは座らせていただきます。  市長室に引き続きまして,行財政局の平成26年度の事業概要につきまして,御説明申し上げます。  お手元にお配りいたしております事業概要の1ページをお開きください。  1ページから9ページにかけまして,行財政局の組織図を掲げております。  10ページをお開きください。  行財政局の職員配置表でございます。平成26年5月1日現在の行財政局の職員数は合計で858名となっております。  次に11ページに参りまして,行財政局の事業の概要について御説明いたします。  まず,行財政改革の推進として,時代の変化に適切に対応しながら,これからの神戸づくりを下支えする行財政構造を構築するため,神戸市行財政改革2015に基づき,経営資源の有効活用,事務事業の最適化,公営企業・外郭団体等の経営改革,市民視点で透明性の高い行政経営の実現,コンパクトで活力のある市役所の構築を進めてまいります。  次に,市民表彰として,市民が行った日常生活における身近な善行等を花時計賞として表彰しております。  また,平和啓発として,平和の意義を改めて考える機会を設けるとともに,資料の収集を引き続き行い,その一部をインターネット上の,神戸災害と戦災資料館というホームページで公開しております。  職員等に関する事務としては,組織の管理及び職員の定数管理等の人事事務,職員の意欲と能力の向上を目指した人材育成,職員の勤労意欲の向上等を図ることを目的とした職員表彰,このほかに安全衛生管理,職員に対する給与の支給,12ページに参りまして,労働組合との交渉,職員の公務上の災害に対する補償等を実施しております。  職員研修ほか人材開発は,基礎実務能力,応対能力,政策形成能力,マネジメント能力等の向上,また人権やコンプライアンスなどに係る職員意識の啓発等を基本項目として実施しております。  職員の福利厚生は,職員寮の管理運営,年金・医療給付などを行っております。  次に,内部管理業務として,本庁舎の管理や集中管理車の配車及び整備のほか,文書事務では公印の集中管理,庁内文書の適正管理等を行っております。  13ページに参りまして,事務改善では,業務改善等提案表彰制度により,事務の簡素化,迅速化にすぐれた事例を表彰し,改善活動を奨励するとともに,職員提案制度により職員の創造性の開発,事務改善意識の啓発及び士気の高揚を図ってまいります。  また,総務事務効率化では,人事・給与・福利厚生・共通物品などの総務事務について,総務事務センターによる事務の集約化やICTの利活用を通じて,事務の効率化を図ってまいります。平成26年度は総務事務センターの取り扱い対象業務を順次拡大するとともに,人事給与システムの運用開始などを行ってまいります。  法務では,本市の事務事業に係る紛争の予防及び解決のための法的助言,訴訟等の統括,条例等の審査,神戸市公報の発行等を行っております。  公正な職務執行の確保では,神戸市政の透明化の推進及び公正な職務執行の確保に関する条例に基づき,職員の適正な職務執行及び倫理意識の啓発を図るとともに,行政手続条例を適正に執行し,行政運営における公正の確保と透明性の向上を図ってまいります。  また事務事業の内部監察では,各部局の事務事業を内部監察し,必要な改善・指導を行うほか,自主監査要綱等の運用を行っております。  14ページに参りまして,財政に関する事務でございますが,市財政全般の企画,調整等を行うとともに,新たな公会計制度の整備に向けた調整を行います。また,神戸の持続的な成長と発展に資する効果的な予算配分と,効率的な執行管理,適正な市債の発行及び管理を行うほか,財政のあらましの発行や市民向けパンフレットやホームページなどを通じて,市の財政に関する広報を行ってまいります。  次に,財産に関する事務として,公有財産の管理・保全及び処分とともに,財産区有財産の管理及び処分を行ってまいります。  また,不動産の取得及びこれに伴う損失補償事務,不動産評価審議会の事務局としての調整,公共用地の先行取得の計画策定等を行うとともに,財政的制約のもとで安全安心な公共施設を次世代に適切に承継していくため,ファシリティーマネジメントを推進してまいります。  次に,契約事務として,公共工事や物品の購入などの入札事務等の経理契約を厳正・公正に執行するとともに,透明性・客観性・競争性の高い入札・契約制度の改善に努めてまいります。  15ページに参りまして,市税の賦課徴収でございますが,個人の市民税,法人の市民税などの市税の賦課徴収を行っております。また,市税収入の確保と収入率の向上を図るため,滞納整理を効率的に推進してまいります。  最後に公立大学法人神戸市外国語大学に関する事務として,自律的・効率的な運営による大学の魅力化に向けた取り組みを支援してまいります。  続きまして,16ページをお開きください。  平成26年度予算の概要につきまして,御説明いたします。100万円未満は省略いたしますので,あらかじめ御了承願います。  まず一般会計について,歳入予算から御説明申し上げます。  第1款市税では,市民税以下8税目で2,721億6,400万円を計上しております。  17ページに参りまして,第2款地方譲与税では45億1,400万円を計上しております。これは国税として徴収されたものについて,説明欄にございますような配分方法で地方に譲与されるものでございます。  第3款利子割交付金は7億3,800万円を,第4款配当割交付金は13億200万円を,第5款株式等譲渡所得割交付金は2億9,700万円を,第6款地方消費税交付金は207億4,000万円を,第7款ゴルフ場利用税交付金は4億2,400万円をそれぞれ計上しております。  第8款特別地方消費税交付金は,存目として計上いたしております。  18ページに参りまして,第9款自動車取得税交付金は7億6,100万円を,第10款軽油引取税交付金は61億3,000万円をそれぞれ計上いたしております。  なお,第3款利子割交付金から第10款軽油引取税交付金までは,いずれも県税として徴収されたものについて,説明欄にございますような配分方法で市町村に交付されるものでございます。  第11款地方特例交付金は9億7,700万円を,第12款地方交付税は568億2,300万円を,第13款交通安全対策特別交付金は6億1,700万円をそれぞれ計上いたしております。  第15款使用料及手数料は,本庁舎等の使用料で3,400万円を,第16款国庫支出金は簡素な給付措置費の補助金などで1,300万円を,第17款県支出金は石油貯蔵施設立地対策等補助,県税徴収委託金等で22億5,100万円をそれぞれ計上いたしております。  19ページに参りまして,第18款財産収入は33億5,100万円を計上しており,内訳は一般土地の貸地料,一般市有土地及び建物売却代,公債基金の預金利子等でございます。  第19款寄附金は,行財政局に対する寄附金として5,200万円を,第20款繰入金は下水道事業会計以下5会計からの繰入金と被災てん補基金以下2基金からの繰入金で90億1,500万円をそれぞれ計上いたしております。  第21款繰越金は存目として計上いたしております。  第22款諸収入は,文書集中管理の収入,宝くじ収入等で83億300万円を計上しております。  20ページをお開きください。  第23款市債は,658億1,900万円を計上しており,説明欄に掲げておりますが,各事業に充当するもの及び臨時財政対策債でございます。  以上,収入合計で4,543億2,800万円を計上しております。  次に21ページに参りまして,歳出予算について御説明申し上げます。  第1款議会費は議員費,職員費,運営費を合わせて21億7,800万円を計上しております。  第2款総務費,第1項総務費は,職員の給料,一般事務費等で,337億7,300万円を,第3項徴税費は賦課徴収費等で24億9,600万円を,第4項財産管理費は,市有財産の管理保全に要する経費等で6億5,600万円をそれぞれ計上しております。  第13款教育費,第10項外国語大学費は,公立大学法人神戸市外国語大学への運営費交付金等で,11億円を計上しております。  第15款諸支出金,第1項繰出金は,説明欄にございます市場事業費以下,22ページにかけて記載いたしております20会計に対する歳入不足額及び負担区分などに基づく繰り出しで,1,737億3,600万円を計上いたしております。  第2項過年度支出は市税等の過年度返還金で18億円を,第3項雑出は公債基金から生じた預金利子等の積立金で,37億2,300万円をそれぞれ計上いたしております。  第16款予備費は,各費目の不足に備えるため,7億円を計上しております。  以上,歳出合計で2,201億6,700万円を計上しております。  23ページをごらんください。債務負担行為でございます。  地方債の共同発行によって生じる連帯債務で,利息を除いたものとして1兆4,440億円を計上しております。  起債につきましては,民生施設整備事業以下臨時財政対策債までの27件におきまして,それぞれ限度額などの発行条件を掲げてございます。  24ページに参りまして,一時借入金でございますが,借入最高額として900億円を計上しております。  次に25ページに参りまして,公債費につきまして御説明いたします。  まず歳入予算でございますが,第1款繰入金は公債元利償還金,一時借入金利子等に充当するために,各会計及び公債基金から繰り入れるものでございまして,2,742億2,900万円を計上しております。  第2款市債は,公募債などの借換債で433億5,000万円を計上しております。  以上,歳入合計で3,175億7,900万円を計上しております。
     26ページに参りまして,歳出予算でございますが,第1款公債費は,公債元利償還金,一時借入金利子,公債基金への積立金等で3,175億7,900万円を計上しております。  以上で,平成26年度の行財政局の事業概要の御説明を終わらせていただきます。何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 78 ◯委員長(橋本 健) 当局の説明は終わりました。  これより質疑を行います。  事業概要の説明も含めて市長室及び行財政局の所管事項について御質疑はございませんか。 79 ◯委員(高山晃一) 手短に。市長室なんですが,今朝もちょっと見てきたんですけど,シアトルから昭和36年に寄贈していただいたトーテムポールが花時計の後ろといいますか,隅に立っているんですけど,かなり朽ちてしまって,今朝見たら鳥の羽が両方とれたような状況になってしまってて,これからどうなるのかなという御質問なんですけど,ウィキペディアとかを見たら先住民の方は立てることに意義があって,別に保存や維持修復することには意義はないと考え,ゆえに自然に朽ちるに任せ,その地に返すものとしているというふうなことも書かれているんですけども,これからどないされるという御予定なのかお聞かせください。 80 ◯長田市長室長 確かに今御質問ございましたように,もう50年以上が経過をしているということで,かなりこのトーテムポール傷んできているのは事実でございます。  ただ,シアトルの先方からいただいた非常に大事なものでございます。友好のしるしでございますので,ちょっとこの保存,あるいは別の形になるのか,いろんなケースも含めてこれから先方のシアトル市のほうと十分協議をさせていただいて,友好のしるしを損なうことのないように努めていきたいというふうに考えております。 81 ◯委員長(橋本 健) 他にございませんか。  (なし) 82 ◯委員長(橋本 健) 他に御質疑がなければ,市長室,行財政局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局,どうも御苦労さまでした。  なお,委員の皆様におかれましては,市長室及び行財政局が退室されるまで自席でお待ち願います。 83 ◯委員長(橋本 健) 次に,委員派遣についてお諮りいたします。  来る8月7日に,東京において神戸医療産業都市などの主要プロジェクトの説明,PRを通じて神戸への関心を高めていただくとともに,20年の節目を迎える震災の教訓,経験を発信することを目的に,神戸の集いが開催され,議長及び副議長が出席する予定ですが,本委員会委員長についても要請がありましたので出席することといたしたいと存じますがいかがでしょうか。  (「異議なし」の声あり) 84 ◯委員長(橋本 健) ありがとうございました。  それでは,さよう決定いたしました。 85 ◯委員長(橋本 健) 本日,御協議いただく事項は以上であります。  本日の委員会は,これをもって閉会いたします。   (午後0時1分閉会) 神戸市会事務局 Copyright (c) Kobe City Assembly, All Rights Reserved. No reproduction or republication without written permission. ↑ ページの先頭へ...